スクール

2023.06.07

一生懸命のちから

 

早野美紀です。

5月の福岡お手入れスクールは、新しいクールに入り、2人が学び始めることになりました。

と言っても、2人のインナーセルフはなんと手技を1度で覚える！と言っているので、1度きりのお手入れスクールという私も今までにない経験をしました。

お手入れモデルを5時間させて頂くということも初めてでした。

ひと通りのお手本を見せてもらったあとは、2人の番です。

おひとりは今まで、強いあたりの手技をされていたので無意識にその癖が出ます。

私たちのさらさらと流れるようなフェザータッチのお手入れを学び、軌道修正しながら、一発で覚えるという高い志のもと、お手入れと向き合われていました。

 

もうおひとりは初めて人の身体に触るということで緊張されていましたが、戸惑いながらも必死に身体を触ってくれました。

どちらの方からも感じたのが一生懸命さです。

手技がうまいとか慣れているとか、そういうこと以前に一生懸命触ってくれていることに私は自然とありがとうという気持ちが溢れてきました。

誠実に、丁寧に、一生懸命に。

何より大切なことです。

 

 

座学の中でも、日常の中で深い気づきをされていました。

しんどい思いをしながらも目の前の課題から逃げださずに向き合ってきたこと。

その波紋が周りの人にも伝わり、循環していく。

その経験を通してさらにたくましくしなやかに成長したスクール生さんのシェアを聞いていて、彼女のことをすごく自慢したい気持ちになりました。

成長する、というプロセスの中には本当にいろんなことが起きます。

楽にパッと成せることはなかなかなく、心が折れそうなこともたくさんあります。

それでも本質の自分はどうしたいのだろう？と自分に問い続け、内省を繰り返し、踏ん張ってきた人の強さ。

このような純粋さに触れて、なんて美しいのだろうと感じました。

彼女たちの今後がとても楽しみです。

共に望む世界を作っていけたらと思います。