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つれづれ
2023.06.08
自然との共存
小村真理子です。
先日、北海道にウラ活のために1週間滞在していました。
あっという間の1週間でもありましたが、エネルギー的には今まで過ごしてきたことのない、とても長い1週間にも感じました。
わたしが滞在していた前半は北海道のおへそとも言われてる富良野、そして後半は旭川で過ごしました。
富良野は昨年にもウラ活で来ていますので、とても大切な場所でもあるようです。
富良野や美瑛は、まだ雪が残り白くなっている山々が見えてとても美しくのどかな場所です。
心配していたお天気もありがたいことにほぼ毎日快晴で、太陽の日差しは強くて夏みたいなのですが、風は涼しくて心地よい。
そんな気候でした。
1週間でいろんな場所へウラ活に行きました。
まだ雪がたくさん残っている旭岳や、雪が溶けて大地から目を覚ました蛇や虫が出てきている湿地帯や、雪解け水が流れている川、手が痺れるような冷たい源水が湧き出る場所、
この辺りは大雪山国立公園からの惠みに溢れている場所でした。
どこを切り取っても北海道の雄大さを感じ、その中で自然と人間の共存というものをまた深く考えさせられるような毎日でした。
旭川市旭山動物園では、動物園の本質的なあり方を見ました。
動物を見るだけでない、可愛い!すごい!だけではなく、その動物たちからもう一歩奥の世界を感じ、考えさせらることばかりでした。
わたしが今まで行った動物園とは全く違う世界がそこにはありました。
出来るだけ自然に近い形で、そして私たち人間が見たことのない視点から動物たちを見れるような見せ方になっていて、新たな視点によって感じることや、考えるきっかけになるようなことばかりでした。
面白いことになぜか動物園でのあの動物臭さははほとんどなく、わたしにはどの動物たちも穏やかに過ごしているように感じました。
飼育員さんたちは飼育をしている、というよりも
動物たちの世界に自分たちが入れてもらっている、という感覚で動物たちのお世話をしているように思いました。
旭川市の郊外にある東川町という地域に行ったとき、そこのお水がとんでもなく美味しくてわたしのインナーセルフは感動していました。
その地域ではお水は地下水だそうで、大雪山(旭岳)の雪解け水が何十年、何百年と年数をかけて各家庭に届いているんだそうです。
その源水が湧き出している場所へ行った時、とても豊かな気持ちになりました。
ただただ感謝が湧いてきました。
私たち人間は本当に自然に生かされているんだな、ということをつくづく実感しました。
人間は自然がなくなれば生きていけません。
水も酸素も、自然の恩恵です。
なのに、私たち人間が自然の中に入れてもらっている存在であるということを忘れ、自分たちの都合が良いように、そして断りもなくどんどん環境を作り変えていっています。
以前、わたしはスイスの家庭に長期間滞在させてもらったことがありました。
そこでは、水はみんなのものという意識を持って過ごしてらっしゃいました。
各家庭で出る水も、自分だけのものではなくみんなのものを使わせてもらっているから、無駄に使ったりはしません。
そこには自然に対するリスペクト、そして思いやる気持ちを感じます。
私たちができること、それは起こっている出来事のその奥を想像し知ろうとすること、そして考えてみるという姿勢、できることがあれば行動していくこと。
それが思いやりであったり、分かち合いであったり、相手を理解していく、ということにも繋がるのではないか、と思いました。
snsや本やテレビ、いろんなところからたくさんの情報がある世の中ですが、
私たちは、自然からたくさんの気づきや学びをもらっています。
本当に大切なことに気づき、そして気づいた人から行動していくこと、表現していくこと、それが循環し、巡り巡っていくことが自然や地球に繋がっていくことなんだと思います。
わたしもわたしができることを、惜しみなくもっともっとしていきたい、と思いました。