スクール

2023.04.25

生き抜く力

 

 

早野美紀です。

3月の福岡お手入れスクールの振り返りです。

もうすぐ卒業のスクール生さんはひととおり学ばれていますので、自分がやりたいところを何度も練習されていました。

どうしても力が入ってしまう方は、いろいろと試行錯誤されていました。

身体の使い方、体重のかけ方などベストは人それぞれなのでそれを探っていきます。

本当に微細なところなのですが、ほんの少し立つ位置が変わるだけで、力が入っていた手はふわっと柔らかくなりました。

モデルをしていた私の身体も優しく触ってもらうことで軽く柔らかになっていきます。

 

お手入れがめちゃめちゃ上手なのに、できてないと思っている方もいます。

どうやっても上手なのだけど、自分ではできていないと感じている。

事実と認識の違いが自分を小さくとらえてしまって、本来ある力を出せないことに繋がったりもします。

 

お手入れを学ぶということは、とことん自分と向き合うこと。

今まで気づいていなかった心のクセや弱さ、痛みに気づき、それを受け入れ癒しながら前に進んでいく。

このようなプロセスを歩んだ分だけ、お手入れは上手になっていくように思います。

 

座学では春分の日の少し前だったので、この春からの星の流れをお話ししていきました。

今年の春分図を見ていくと、【始まりの始まり】をすごく感じました。

今までやりたかったこと、いつかは・・・と思っていたことを始めるタイミングであり、そのチャレンジが本質的なベクトルならば追い風が吹きます。

もし囚われていること、執着があればそうさせているものは何なのか、よく見てみる。

それらは本当にまだ必要なものなのだろうか、と問うことも大切な時期です。

 

 

時代は数年前から暗黒だと言われていますが、果たして本当にそうなのだろうか。

何かに踊らされてはいないだろうか。

 

【今、私たちに必要なのは生き抜く力】であり、

これがある人は強いんだよ、と学びました。

自分の力で立ち、問題を解決していく。

不安を煽るものに惑わされず、真実を見ていくこと。

 

お手入れで身体を触らせて頂き、整え、本来の力を取り戻していかれる姿を見ると、これも生き抜く力だなと感じます。

揺るぎない土台作りに関われることは、何よりもの喜びです。

これから卒業されるスクール生さんは一生懸命学んでおられますし、本当に気持ちいいお手入れをされます。

私も共に高め合いながらまだまだ成長していこうと思った時間でした。