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スクール
2023.02.23
自分に誠実であること
小村真理子です。
2月の神戸での「お手入れスクール」の振り返りです。
技術の時間は、タオルフォームを学んでいきました。
何よりも大切だと思うのがこのタオルフォームの所作です。
あるものしか出せない、といつも学んでいるように、日常での所作が全てここに現れてきています。
ちょっとしたことで、空気がガラリとも変わってしまいます。
いくらお手入れが上手であっても、タオルフォームでわちゃわちゃしてしまうと、そっちの方がクライアントさんの印象に残ってしまう可能性の方が大きいのです。
無駄なく素早く、ですが焦らずに、そして美しく丁寧に。
この動きは日常でのあり方そのものです。
やはり日常での過ごし方が全てなのです。
わたし自身もインナーセルフに何度か注意されたことがありました。
例えば、こうやってパソコン作業をしている時、
椅子の座り方、テーブルの上が雑多でないか、
いろんな資料を広げて、作業していても、整えて美しくあることを言われます。
例えば、掃除をしているときの動線も、効率よくしながら丁寧に。
目の前のことをしながら、その先の自分の動きを予測しながら、どのくらいの時間で終えられるかを考えていなければ、ただダラダラと掃除をしていたら注意されます。
あえて短い時間で準備をする訓練のために、朝起きるアラームが消えていて、自分で気づき起きたら家を出る40分前とかいうこともありました。
(朝の準備には1時間半は時間が欲しいです。)
やばい!急がなきゃ!とか思ったらブーです。
それだけで波動が乱れ、エネルギーを無駄使いしていることにもなります。
焦らずに美しく動くことを求められます。
どんな状況、状態でも動じることなく淡々と過ごすことは今のわたしにとっても課題でもあるので、あえて訓練できるような状況を用意されているのです。
座学の時間でもあり方のお話でした。
感情は愛ではなく、理性が愛です。
何かが起こった時、自分が感情に囚われていることにまずは気づくことが大切です。
感情に囚われたままではインナーセルフに確認しようとしても、自分の感情に振り回されてしまっていることが多々あります。
そして自分の考え方(主観)が強いと、インナーセルフに繋がれません。
わたしはよく師に言われていたことがあります。
「あなたの意見は聞いていない。
インナーセルフはなんて言っているの?」
顕在意識のわたしの考えや思いなんてどうでもいいのです。
インナーセルフは理性を使った正しい考え方で、真実を教えてくれます。
ですが、癖が強いと自分の顕在意識の考えや思いが正しい、それがインナーセルフが言ってる。と思い上がってしまうのです。
答えがあっている、間違っている、そんなことよりも大切なのは、今の自分のあり方がその問題に対してどれだけ誠実なあり方なのかどうか。
何か特別な問題がなくても、日々の日常でどう過ごしているのかも誠実さを磨いていく訓練でもあります。
自分自身を客観的に見れていれば、理性を使えるはずです。
もうすぐ卒業を迎えるスクール生のみなさんは、これからセラピストとして求められるのがこの誠実さです。
どう誠実に自分に向き合ったか、それが全て現れるのがお手入れです。
お手入れスクール卒業まで残りわずかです。
今気づく必要があること、学ぶことをたくさん経験していってほしいと思います。