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スクール

2023.01.22

基盤となる一年

小村真理子です。

1月の神戸での「お手入れスクール」の振り返りです。

技術の時間では最後の工程まで進みました。

主に足首のあたりを持って身体を揺らしていく工程を時間をかけて練習していきました。

これはほとんどのみなさんが、習得するまで時間がかかっている難所です。

足首の辺りだけを持って全身を揺らしていくのです。

ばじめに練習していたモデルの人を揺らせるようになっても、モデルが変わればまた揺らすことができません。

身体の体型はみんな違います。
自身の軸が取れていて、あらゆる体型にも柔軟に合わせていくことができるようになっていると、どんな体型の人でもみな同じように揺らすことができます。

いかに自分軸であるか、その上でとらわれなく柔軟性があるか。

「お手入れは人格です。」

と、何度も何度も教えてもらっている言葉です。

全てあり方に現れるのです。

その時限りではなく、日常生活でどのように過ごしているかが大切になってきます。
日常生活の様々な経験から学びを得て、私たちは軸を強くし、どんな状況や出来事にも柔軟に対応していける人格を確立していけるようになるのです。

座学の時間はインナーセルフのワークでした。
みなこの一年の核となるような、基盤となるようなことをインナーセルフから言われていました。

印象的なのが
「できないふりをするのはやめなさい」と言われているスクール生さんがいました。

なぜできないふりをしているのかは、そっちの方が楽だからだとその人のインナーが言っていました。
本当にやりたいことをやって、生きたいように生きるには、今までやっていなかったことをしていく必要があります。

やっていなかったことをするので、それには努力が必要です。
そして根気よくコツコツとやり続けていくことも必要です。

その過程ではできなかったり、間違えたり、失敗したり、、、もう嫌だーーーって思ってしまう、そんなことだらけです。

わたしもそうでした。
師と出会った頃はよく「弱いふりはやめなさい」と言われていました。

当時は弱いふりをしているつもりはなかったのですが、今思えば弱いふりをしていたことがよく分かります。

わたしにはできない、無理、だってそんなに強くないから。

そうやって、本質的な自分からずっと目を背けていたのです。

感覚がいいので、ある程度のことは努力もせずになんとなくできてきていました。ですが、もうそのなんとなくのそれまでのやり方では通用しない領域というのがやってきます。

やったことないことをやっていくこと、その度に自分の未熟さを痛感して絶望したりしながら、一筋の光を信じてそこに向かおうとすることの繰り返し。

何度も乗り越える度にわたしは自分にこんな強さがあったんだ、と発見することばかりでした。

私でいうと、あのまま弱いふりをして過ごしていることは、楽に生きていることでした。

何か物足りなさを感じて、表面的な楽しさだけを求めて、ありきたりな人生だったのではないかと思います。

ですが今、たくさん間違えたり、失敗したり、それでも何度も諦めずにチャレンジして、そうやって、わたしは本質的な自分というのを知っていきました。

その度に何度もハートが震え、奥底からの暖かさを感じ、この感覚は何にも変えられないものであると感じ、これが本当の豊かさなのだと知りました。

この繰り返しで、わたしは弱いふりをしていたわたしからは想像もつかないわたしに出会えています。

師がわたし達によく言っていました。
みんなわたしのようなことができるようになるんだよ、と。

自分の課題に向き合って、一つ一つクリアしていけば、それは本当にそうなのです。
そして、それをどれだけ信じてやり続けるか、です。

わたし自身もこの一年が本当に大切な一年だと実感しています。

わたし、という存在をもっともっと高めていけるように、努力していこうと思います。

 

 

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