つれづれ

2025.06.14

何もなかった私

小村真理子です。

先日、もう１０年以上前から知っている方にある質問をされました。

出会った頃の私と今の私では、随分と雰囲気も出しているエネルギーも違っています。
その頃を知っている方からだと、今の私はすごく変わったのだと思います。

あの頃と今の真理子ちゃんでは何が一番変わりましたか？
と聞かれました。

一言で答えるのは難しかったのですが、あの頃の私は何もなかったのかなと答えました。

自分に自信がなくて、自分がどう感じるか、自分がどう思うかよりも周りに合わせるということをしていたと思います。
何が本当で、何が正解なのか分からなかったのです。
だから、周りに合わせるということをしていたし、そのために周りばかり気になっていました。

当時は自分のことが分からなかったので、だから「自分がない」という状態でした。

学び続けることで、いろんな人と関わりを持ち、
本来の自分とは？
を何度も何度も繰り返し自分に問うことをし続けました。

私はどう思う？
なぜそう感じるの？
本当の私はどうしたい？
本当は何が好き？本当は何が嫌い？

すぐに答えられないこともありました。

それには、自分の弱いところ、未熟なところ、見たくないところを見ることも必要でした。

その度に、このままの（未熟な）自分では嫌だ、という思いで、
一つひとつの本当は？を明確にしていきました。

今は誰に何を言われても、どんな風に見られても、私はこうです、というものが私の内側にはしっかりとあります。

自分を深く知っていき、自己の確立をしていくことの繰り返しで、
今は「自分がある」のです。

自分でも随分と変わったなと思うことばかりです。
こんな私がいたのか、と思うようなことばかりを自分でも経験していますし、何をしていてもどんな私でも、これが私です、と胸を張れる自分でいます。

完璧じゃなくてもいい、失敗や間違いをするのが人間、そんな私も私。
その経験からいろんなことに気づかせてもらっています。

それが私を強くしなやかにしてくれていて、誰かの何かの気づきのきっかけになっている。

自分の役割を自覚し、自分が成すべきことを成すためには、
笑いも涙も必要で、本当に日々いろんなことを経験させてもらえることに、ありがたいなと感じることばかりです。

本来の自分とは？
その答えは、自分の内側にあります。

そこに生きている喜び、そして何にも変えることのできない豊かさがあります。
これからももっと自分の命を活かしたいと思います。